オーナー様インタビュー
Owner’s Interview
ご主人がトイファクトリーと同じ1995年生まれという若いご夫婦が、今も大切に乗り続けているのが、ハイエース・標準ボディ・ハイルーフベースの名車「GENOVA(ジェノバ)」。
2012年にトイファクトリーが発表。ハイエース標準ボディながら、なんと右側に「エアロウィンドウ」を備えた、今なお伝説と称される存在です。
そんな希少な一台を、トイファクトリーのオーナー限定イベント「トイキャン2025」の会場で見つけました。
実はこのGENOVA、もともとは、ご主人の「ご両親」の愛車でした。
10年以上前、愛犬との旅を楽しむためのキャンピングカーを探していたご両親に、当時大学生だったご主人がネットで見つけて紹介したのが、トイファクトリーのGENOVA。しかもこの一台、トイファクトリーで限定生産された希少なモデルです。
その納車の様子は、今もトイの公式ブログに写真とともに、記録として残っています。
写真には、真新しいGENOVAの前に並んだご両親と、まだ学生だったご主人、そして愛犬たちの姿が写っています。
当時のブログには、こう記されていました。
「これから親子とワンちゃんで、楽しい車旅を満喫されるとのことです」
そしてご両親が乗り換えのタイミングで、このGENOVAはご主人の元へ。
「購入も、乗り換えも、譲渡も、全部僕の作戦でした(笑)」
そう笑うご主人の言葉どおり、すべてはこの日に向かって進んでいたのかもしれません。
10年前のブログに書かれた「親子とワンちゃんで、楽しい車旅を」という言葉。その一台は、いま次の世代の手で走り続けています。
2012年に発表されたGENOVAは、ハイエース標準ボディのハイルーフベースという、決して大きくない車体。それでありながら、大人が4人、縦方向に2段で就寝できるのがこのモデルのすごさです。冷蔵庫とシンクも標準装備、上部収納まで付いていて、コンパクトながら「キャンピングカーらしさ」がぎゅっと詰まっています。
右側のエアロウィンドウも、この一台の大きな特徴。断熱・防音に効くうえ、ベッドスペースを広く取れる装備として、当時から高い評価を得ていました。
さらに、人気の4WD・3.0Lディーゼルを搭載。山道も雪道も安心して走れることは、旅の行動範囲を大きく広げてくれます。
家庭用エアコンは非搭載ですが、MAXXFAN(マックスファン)があれば真夏でも意外と快適に過ごせるとのこと。
この車体サイズでこれほど充実した装備のモデルは、当時も今も他にない──そう思うほど、気に入っている一台です。
ご両親から譲り受けてから約1年。この一台と過ごした週末は、もう数え切れないほどあります。
平日はそれぞれ仕事。そして週末になれば、ほぼ毎回、GENOVAでどこかへ出発する。その積み重ねが、年間90泊以上という数字になっています。月に換算すれば7〜8泊。車中泊を「特別なこと」ではなく、「いつもの週末」として楽しんでいるご夫婦です。
あまりに出掛けているため、たまに車が家にあると、近所の人が驚くほど。「いつも週末は車で出掛けているので」と笑います。それくらい、この一台はもう生活の一部になっているのです。
ご両親と合わせた走行距離は、17万kmに達します。約10年かけてご両親が走ってきた距離に、譲り受けてからの1年ぶんが加わって、この数字。一台のボディに、親子2代の時間が積もっています。
昨年は、ちょうどご主人が転職のタイミングで有給消化もありました。そこで実現したのが、1か月半におよぶ北海道・東北への旅です。
社会人になってから、これほど長い旅ができる機会はそう多くありません。
その貴重な時間を、この一台と一緒に過ごせたこと。GENOVAは旅の道具であると同時に、人生の節目を一緒に受け止めてくれる相棒でもあります。
年末にはGENOVAとともに、ふもとっぱらキャンプ場へ。トイファクトリーの車に乗る友人たちが集まり、楽しい時間を過ごしたと言います。
一年の締めくくりも、新しい一年の始まりも、愛車のそばで。そんな年越しができるのも、この一台があるからこそです。
譲り受けてから約1年。週末はほぼ毎回、GENOVAとどこかへ出かけている。ご両親と合わせた走行距離は17万km。その距離のぶんだけ、親子2代の旅が積み重なってきた。
10年前、納車の日にブログへ記された「親子とワンちゃんで、楽しい車旅を満喫」という言葉。それを、当時大学生だったご主人が、いま自分の手で走らせている。
トイファクトリーと同じ1995年生まれのご主人は、両親から受け継いだこの一台に、何かと縁を感じているといいます。
「これからも大切に乗り続けたい」 ── そう語る若い夫婦とともに、時代を超えて愛される名車は、今日も走り続けている。