2017/05/22 カテゴリ:開発 スタッフ
本社新社屋オープン以来、沢山の皆様にご覧頂きましたビッグバンコンセプトの展示は先週末まで終了となりました。次回ご覧頂けますのは夏の東京ビックサイト会場となりますのでお楽しみに!!
さてさて、ビッグバンのコンセプトはハイエースよりも一回り大きいビックバン
「大きなバンコン」を目指して開発をスタートしました。
当たり前のことですが、一番大切な事は走行安定性と安全性。
環状骨格ボディーを持つ新型コースターはバスボディー強度の世界的な安全基準である国連の協定規約「R66ロールオーバー性能」に適合しています。今現在このクラスのバスベースとしては環状骨格ボディーのおかげで世界最強のボディー剛性と、ボディー強度を持っております。万が一、車両がロールオーバー「車両横転」した際にも客室空間の確保に配慮するなど、さまざまな対策を施されています。
と言う事は、
ボディーフレームをカットすることはタブーであるという事。
環状骨格ボディーを一部でもカットすることにより、メーカー純正ボディー本来の強度全体のバランスが崩れます。
トヨタ自動車 HPより http://toyota.jp/coaster/equip/safety/
2番目に販売価格、
当初1000万円以内の完成を目指していましたが、今回新型コースターの値上がりもあり、ベース車両の金額が更に上がりました。少し痛いですが、絶対的安全性や足回りの改善などが行われている為、仕方がない事ですよね、
以前より、多くのキャブコンオーナー様より、次回は是非コースターべースのキャンピングカーに乗りたいとのご意見も多数あり、現在も同じ状況が続いております。
そこで、キャブコン「カムロードベース」と同じ様な金額でビックバンが制作出来ないかとの検討が始まった訳です。
早速、いきなり核心に触れます。
ズバリ!!それはベース車両の金額差です。
単純にカムロードのディーゼル車とコースターディーゼル車の比較
を行ってみた所、バスのベース車両はカムロードのおよそ3倍の価格となります。
あくまでおよそですが極めて近い数字だと思います。
3倍ですよ、、これだけの金額差があると、どれだけ企業努力を行っても、キャブコンとバスコンを同一金額で販売することはできません。
これは日本国内だけでなく、ヨーロッパのキャンピングカーマーケットを見ても、キャブコンよりも、バンベース「現地ではバスベース」のキャンピングカーのほうが高いという事も事実。これらの事は国内ではあまり知られていません。
さてさて、冒頭にお伝えした通り、トイファクトリーが新たなコンセプトして立ち上げた
ビッグバン
バスベースのキャンピングカーをあえてビックバン「大型のバンコン」の位置にコンセプトを置き製作を行った車両が現在展示を行っている、ビッグバンコンセプトです。
多くのお客様はビックバンと言う観点よりもバスコンとしての視点でビッグバンをご覧になられます。少し解りずらくてスミマセン。
これは当たり前の事です。今までバス=バスコンだったから当然ですよね。
新らしいコンセプトを発案する時は、必ず様々な意見が出ます。それが新しいジャンルの宿命とも言える事では無いでしょうか。過去にワゴン以上、キャンピングカー未満のコンセプトを基に製作を行ったTOYsBOX発表時も様々な意見をキャンピングカー業界から頂きました。しかし今や日本国内でもスタンダートなキャンピングカーになっています。
その為、弊社セブンシーズをイメージされ、ビックバンをご覧になられると、????と言う感覚になられると思います。
実際に装備、仕様は大きな差があります。
ご覧になられたお客様からは「今回のビッグバンは豪華さが足りないのでは、」「もっと刺激的な装備がほしい、」「バンコンが大きくなっただけだね。」等々、、、なかなか厳しいご意見も頂いております。しかし、
「思った通りの装備仕上がりだね、これでいいから今すぐ注文したい」等々、大変ありがたいお言葉もございます。
皆様からのご意見はどちらも仰る通りであり、我々開発からの思いとしては
大きなバンコンを目標に開発を行いましたので、バンコンが大きくなっただけとのお言葉はズバリ大正解であり、我々の狙い通りのご意見でもあるわけです。
今までのバスコンとは装備も豪華さも違いますが、ハイエースよりも一回り大きいバンコンのイメージがまさにトイファクトリーが考えるビックバンの開発コンセプトとなります。現在展示を行っているビッグバンコンセプトは、あくまでコンセプトカーであり、もう少しワクワクするビッグバンに完成することをお約束し、早速本仕上げに入ります。
皆さんご期待くださいませ。
豪華ではないバス、いやいやビッグバン。
我々は有りだと考えております。
岐阜本社展示場、東北店、湘南店も週末、皆様のご来店をお待ちしています!!