2016/08/21 カテゴリ:藤井です。
雨の旭川、さてどこへ行こうかと道の駅ひがしかわ道草館の駐車場でスケジュールを考える。
今日は雨の予定ではなかったのだが、外はどしゃ降りだ、残念なのは私たちだけでは無く、周りのキャンパーさんや、同じフェリーに乗り込んだおばさんグループも一緒だ。
バイク乗りのお兄ちゃんは北海道滞在は4日間らしいから、可哀想にほぼ全日程が雨だったと言う訳だ、そのお兄ちゃんからすれば、まだまだ滞在日程がある我がファミリーは幸せなものだ。
いきなりだが、9年前に人気絶好調だった旭川動物園を訪れた、またベタなところに行くね、、なんて言われそうだが、根っからミーハーな私。小さな動物園だが園長さんはじめ飼育員の皆さんの努力で、劇的に入場者数が増えた大人気の動物園だ。
雨の動物園も良いかもねっ?そんな話から、早速旭山動物園へ向かった。
早朝の為、周りには一台のクルマも止まってない。第一駐車場に入るや否や、山のてっぺんのバス駐車場へ移動してほしいとガードマンさんに言われた。どんどん坂道を登り突き当たりにある山のてっぺん駐車場にはすでに観光バスが待機していた。私以外のキャブコン乗りさんもこちらに移動していたから、今から旭山動物園へ向かう方は下の駐車場で無く、上の駐車場へ行ったほうが良いだろう。ちなみにバンコンは普通の駐車場でOKみたいだ。
園内に入ると、9年前にはなかった新しい施設が何箇所もあった。これも皆さんの努力の賜物である、私には直接関係ないのだがなんだか嬉しくなってしまう。
皆で頑張って施設を拡大し、さらにはお客様に喜ばれ、さらに園は発展する。
なんて素晴らしいことだ。
以前ここに来た時は嫌われ者のカラスは、人間の5歳児と同じ頭脳を持つことや、鳥類では珍しく耳の穴が大きいなどの勉強を行なった覚えがある。今回も何か勉強をと思い爬虫類館へ入り大変勉強になった。これは弊社トイの森で生かそう。
セブンシーズに戻り、地元の天気予報を聞いてみると、紋別オホーツクエリア、明日は晴れ、
晴れならばそちらに行くしかない。ここから200数十キロ、夕方にはそのエリアに入ることができるだろう。
旭川から旭川紋別自動車道を経由して午後3時になる頃、道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯に到着した。ここには廃線された上湧別駅跡があり、当時使用されていた国鉄の車両が保管されている。
着くや否や、
「あのおじさんどうしてるやろ?」
ポツリと息子が呟いた。その瞬間、私の背筋がゾォッ〜とした。
2007年、9年前の夏休みの事。
ここ上湧別駅跡である事件が起きた。
まだ小学生低学年だった息子は長距離移動の果て到着したこの道の駅で
展示されていた貨車へ飛び込んだ!!
瞬間、金縛りのように硬直してしまったのだ。
何事かと驚いた私も中を覗き込むと「ウウッ」という唸り声とともに、
私も身動きが取れなくなった。
見てはいけないものを見てしまった、、、、
その問題の物とは、
薄暗い車掌車の中に顔面全体が真っ白な違和感極まりない駅員の人形が、こちらを悲しそうに眺めていたのだ。
あまりの不気味な状況に声も出ず、後ずさりしたことを今でも鮮明に覚えている。
下の写真は2007年、当時のその写真だ
息子と私、9年ぶりにあの恐怖はなんだったのかと、
懲りもせず、恐る恐る、あの車両の中を覗き込んでみた。
「アレレ??」
その車内はすっかり荒れており、あるはずの白い顔のおじさんも居なくなっていた。何があったんだろう。
後々、ネットで調べてみると私たちがそれを見たのは2007年、2011年に書かれた旅人ブログを拝見すると、当時その人形は気持ちが悪いと噂になったようだ、その旅人も見に来た様だが、その時にはすでに無くなっていたようだ、、、、
こんな落ちで、スミマセン、、
後味が悪い状況の中、何か美味しいものを食べようと気を取り直し、道の駅の中のレストランに入った。
実はここのレストラン、食いしん坊の中では有名で湧秀牛ステーキが安くて美味しいらしい。
お腹もペコペコだ、席次座るや迷いも無く、180g、1600円の湧秀牛ステーキをお願いした、早速ジュジュ〜と音を立てて運ばれてくるステーキ。
う、ま、い〜!!
肉と脂の絶妙な旨みが抜群なのだ。
一見、社員食堂のような佇まいだが、中にはこんなに美味しいものがあるなんて、
恐るべし、かみゆうべつ温泉チューリップの湯内レストラン。
ご馳走さまでした。
続く