2026/03/30
2026年3月27日(金)、岐阜県郡上市役所防災センターにて、医療MaaS車両「MedaaS(メダース)」の納車式典が執り行われました。

本車両は、株式会社M-aidが主導するプロジェクトのもと、「医療を届ける」という新たな地域医療の形を実現するために開発されたものです。
トイファクトリーは本プロジェクトにおいて、車両の製造を担当いたしました。
株式会社M-aid様のプレスリリースはこちら

郡上市は、岐阜県内最大の面積を持つ一方で、過疎化や高齢化が進む地域です。
加えて、山間地特有の地理条件や冬季の積雪により、医療機関へのアクセスが困難な状況が続いています。
こうした背景から、「患者が来院する医療」から「患者のもとへ医療を届ける」仕組みへの転換が求められてきました。

「MedaaS(メダース)」は、医療機器と人員を搭載し、現地で診察・処置・オンライン診療まで対応可能な“動く診察室”です。

国保白鳥病院を拠点に、訪問医療の新たな手段として本格運用がスタートしました。

また、平時の訪問診療に加え、災害時には独立した医療拠点として機能するフェーズフリー設計を採用。
地域医療の持続性と災害対応力の両立を目指しています。

ベース車両には、トヨタ ハイエース(4WDディーゼル)を採用。山間部や積雪路でも安定した走行が可能です。
車内には、診察モードやベッドモードなど用途に応じて切り替え可能なマルチレイアウト機構を搭載。シートメーカー様とも協業し、トイファクトリーにて車両架装を行いました。
▼診療モード

▼ベッドモード

さらに、走行充電とソーラーパネルによる電源システムや、

トイファクトリーが培ってきた断熱技術により、厳しい環境下でも安定した医療提供を支えます。
納車式典では、
「医療車両に見えないデザインでかっこいい」
「地域医療にどう貢献してくれるか楽しみ」
「ベッドが椅子にもなる構造が素晴らしい」
といった声が寄せられ、今後の活用への期待が高まっています。

トイファクトリー「TFME(ティーエフエムイー)事業部」は、キャンピングカー製造で培った技術を応用し、医療や防災といった分野におけるモビリティ開発にも取り組んでいます。
今後も企業様や自治体様と連携しながら、地域社会の課題解決に貢献するモビリティづくりを推進してまいります。