2019/02/20カテゴリ:開発 スタッフ
ジャパンキャンピングカーショー2019に堂々と登場した
『BADENカリモクVer.』
このコラボレーションが完成するまでに約1年半の期間を費やし、一部関係者のみでの極秘プロジェクトとして進められていました。今回はその振り返りをご紹介いたします。
某テレビ番組ナレーションボイスの脳内変換でお楽しみください
『トイファクトリー』と『カリモク家具』奇跡のコラボレーション
それは2017年6月までさかのぼる
とある材料仕入先のA氏が代表の藤井にコンタクトを取ってこう話した
『カリモク家具と、トイファクトリーが一緒にものづくりをしたら、すごい物ができる!!ぜひ紹介したい』と伝えてきた
2017年6月の某日、
トイファクトリー本社の会議室にて、トイファクトリーとカリモク家具それぞれの役員と技術者が顔を合わせることになった、この時『バーデンカリモクVar.』が世に登場するとは誰も想像していなかった。
それから数日後の2017年7月5日、初夏の暑い日差しの中
トイファクトリーの藤井と技術者3名は愛知県東浦町にあるカリモク家具を訪れていた。工場見学が目的であった。
国産大手家具メーカーの『カリモク家具株式会社』の工場は、一体どのような仕組みなのか、トイファクトリーの一同は心を躍らせていた。
『材料や素材の管理』『職人の連携』『各工程を流れる様々な家具』『細やかな縫製の技術と設備』どれも初めて見る光景に心を奪われた。そしてトイファクトリーの技術者一同はみなこう思った『カリモク家具とのコラボレーションで何が出来るのだろうか、きっと更に楽しいものつくりが出来る!!』と。
同時にメーカー大手のカリモク家具が真剣に向き合ってくれるのだろうかという不安がどこか片隅にあった。
後日、カリモク家具役員から1通のメールがトイファクトリー届く
『本当に熱い中、真剣に工場見学をしてくれてありがとう。紹介するこちらも案内していて嬉しかったです。今後は企画に十分時間を使い、よいもの造りをすすめましょう』との内容であった。
そのメールの内容に、それまで抱えていた不安は払しょくされたのであった。
時は流れ2017年10月、2社間で機密保持契約は結ばれ、実質のプロジェクトは始動した。
当初の企画としては、『シートのすわり心地の改善』『シートカバーのデザイン提案』『ベッドマットの寝心地向上』『カリモク製のテーブル』などをテーマにして両社議論を進めた、『カリモク家具』と『トイファクトリー』の決定的なコラボレーション案まではたどり着けなかったが、夢や理想の形が見えてきた瞬間だった。
打合せを幾度となく繰り返し、時間が経過していく中で、カリモクの技術者がこう言った。『トイファクトリーのキャンピングカー造りに対する、こだわり、技術は充分に理解できました。キャンピングカーの家具の一部を試作しましょう』と。
そこでトイファクトリーはものづくりの命とも言える図面の一部をカリモク家具に渡すことを決心した。
以降、両社技術者の議論は継続して行われ、『デザイン決定』『家具サンプルの作成』『厳しい使用環境を模した試験』『試作車の作成』『展示車両の作成』とプロジェクトは進むのであったが、幾度となく訪れる困難は次回の秘話につづく。
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