2026/08/29 カテゴリ:東川
岐阜県八百津町。私は現在、ここでジビエ解体処理施設「ジビエ工房けものみち」と、RVパークを運営しています。
この場所は、かつてトイファクトリーの1号車がつくられた、トイファクトリー創業の地でもあります。
10年前、トイファクトリーの社員として岐阜に来た自分が、今はその創業の地で会社を経営している。当時は、そんな未来は想像もつきませんでした。

<トイファクトリーのキャンピングカー第1号車が生まれた倉庫>

<現在、ジビエ解体処理施設として生まれ変わった倉庫>
2016年10月、私はトイファクトリーに入社するため、東京から縁もゆかりもない岐阜にやってきました。
最初に降りた駅は、日本ライン今渡駅。知る人ぞ知る、トイファクトリー「旧本社」の最寄り駅です。

<トイファクトリー旧本社>
その後、営業として多くのお客様と出会い、東京店やトイバイク事業の立ち上げなど、さまざまな経験をさせてもらいました。
仕事をするうちにキャンピングカーが好きになり、自分でも所有するように。岐阜で暮らし、キャンピングカーで各地を訪れる。
そうした生活の中で狩猟に出会い、休日は山へ行き、獲ったものを自分で食べるようになりました。
充実した日々の中、藤井社長の背中を見ながら仕事をしていました。
新しいことに挑戦する。面白いと思ったことを形にする。
その姿を間近で見ているうちに、自分の中にも「起業」という選択肢が生まれ、2023年に「株式会社けものみち」を創業しました。

>https://kemono-michi.net/
今でも何かに迷ったときは、「藤井社長だったら、どうするだろう」と考えていて、自分が進む方向を決める時の大きな指針になっています。
創業の地を受け継いで
現在私たちが使っている建物には、トイファクトリー創業当時の面影が残っています。
倉庫の床には、建設時に刻まれた「平成八年」の文字。今もそのまま残しています。

この土地と建物を受け継ぎ、ジビエ解体処理施設を運営する一方で、敷地の一部はRVパークとして、キャンピングカーで訪れる方を迎えています。

キャンピングカーが好きな気持ちは、今も変わりません。かつて自分が旅を楽しんだように、今度はこの場所で旅をする人たちを迎える。
それも、トイファクトリーで過ごした時間の先にある、今の仕事の一つです。
そして、この場所にはもう一つ、大切にしているものがあります。

藤井社長がまだ駆け出しの頃、大きな成果を上げた展示会で使われていた植栽を、「縁起がいいから」と持ち帰り、植えたものです。
その木は今も元気に成長していて、私も大切に育てています。
今も、つながっている
社員ではなくなった今も、トイファクトリーとは仕事でつながっています。現在担当しているのは、災害時にも活躍する「マルモビ」。
マルモビに関わる中で、防災や地域が抱える課題にも興味を持つようになりました。それは、けものみちが取り組む「地域資源の活用」というテーマとも重なります。
トイファクトリーで経験したことを、自分の会社でも何かにつなげられないか。今は、そんなことを模索しています。
振り返ってみると、トイファクトリーに入社したこと、岐阜に来たこと、キャンピングカーに乗ったこと、狩猟を始めたこと、そして起業したこと。全てがつながっています。

<トイキャン2025 キッチンカー出店>
会社を離れても、関係が終わるわけではない。形を変えながら、今もつながっている。
それも、トイファクトリーという会社だからこそだと思います。
少し離れたところから見ても、トイファクトリーには昔から変わらないものがあります。
「お客様に喜んでもらうために、何ができるか」を真剣に考え、楽しそうに挑戦し続けています。
自分もこの場所で、自分なりの挑戦を続けていきたいと思います。

創業の地、八百津町から。元社員の私から見ても、トイファクトリーはやっぱり、面白い会社です。